北海道北広島市の静謐な森の中に佇む「札幌国際カントリークラブ 島松コース」は、女子プロトーナメント『北海道 meiji カップ』の舞台として全国的にその名を知られる、道内屈指のチャンピオンコースです。
新千歳空港と札幌中心部の中間に位置する絶好のアクセスを誇りながら、一歩足を踏み入れれば、そこには白樺やナラ、クリといった原生林にセパレートされた荘厳な景観が広がっています。
「プロには難しく、アマチュアには親しみやすく」という一貫した思想が息づくこの27ホールは、正確なショットを要求する戦略性と、北海道らしい雄大な自然美が、驚くほど高い次元で融合しています。
個性の異なる3コース・27ホールの戦略
島松コースは、A・B・Cの3つのコースで構成されており、組み合わせによって全く異なる戦略性を楽しむことができます。
A・Bコース:伝統と格調の「2グリーン」
トーナメントでも使用されるA・Bコースは、重厚な原生林に囲まれたクラシックな趣が特徴です。
最大の特徴は、北海道では珍しい「2グリーン制」を採用している点にあります。
それぞれのグリーンが砲台状になっていたり、深いバンカーにガードされていたりと、アプローチの精度が厳しく問われます。
林に囲まれたタイトなフェアウェイは、視覚的なプレッシャーを与えますが、正確に狙い所を捉えた時の達成感は、ここ島松でしか味わえない醍醐味です。
Cコース:開放感とモダンの両立
後に増設されたCコースは、A・Bコースと比較してフェアウェイが広く、フラットな地形で開放感があります。
ビギナーや女性の方にも親しみやすいレイアウトでありながら、池の配置などがアクセントとなり、最後まで飽きさせない構成となっています。
圧倒的なコースメンテナンスと美観
島松コースを語る上で欠かせないのが、その卓越したメンテナンスクオリティです。
特にグリーンの仕上がりには定評があり、トーナメント開催時にはプロをも唸らせる高速グリーンが提供されます。
フェアウェイやラフの芝密度も極めて高く、ボールが浮くような感覚でショットできるコンディションは、ゴルファーにとって何よりの贅沢です。
また、季節ごとに表情を変える原生林の美しさも見事であり、特に秋の紅葉シーズンは、鮮やかな色彩がコースに彩りを添え、プレーの手を止めて見惚れてしまうほどの絶景が広がります。
名物「笹寿司」と北海道の味覚を堪能する
プレーの興奮をさらに高めてくれるのが、クラブハウス2階のレストランで提供される「食」のホスピタリティです。
島松コースの名物として長年愛されているのが『笹寿司(ささずし)』です。
笹の葉の香りが移った上品な押し寿司は、持ち帰り用としても人気が高く、この味を目当てに訪れるリピーターも少なくありません。
また、北海道ならではの「ザンギ(鶏の唐揚げ)」や「ジンギスカン」、さらには季節ごとのオリジナルメニュー(島松担々麺や牡蠣出汁のラーメンなど)も充実しています。
落ち着いた雰囲気のレストランからは、最終ホールの美しい景観を眺めることができ、プレー後の余韻に浸りながら北海道の旬を味わう時間は、まさに至福のひとときです。
基本情報
| 項目 | 内容 |
| ゴルフ場名 | 札幌国際カントリークラブ 島松コース |
| 所在地 | 北海道北広島市島松49-5 |
| コースタイプ | 林間・丘陵(27ホール) |
| コース構成 | Aコース(9H)、Bコース(9H)、Cコース(9H) |
| 規定打数 | 各9H:Par 36(18H換算:Par 72) |
| グリーン | ベント2グリーン |
| プレースタイル | キャディ付(一部カート利用可) |
| アクセス | 新千歳空港より約30分 / 北広島ICより約20分 |
| 主要大会 | 北海道 meiji カップ(JLPGA) |
まとめ
札幌国際カントリークラブ 島松コースは、格式高いチャンピオンコースでありながら、すべてのゴルファーを優しく、そして厳しく迎え入れてくれる懐の深さを持っています。
プロと同じ舞台で自らの技量を試す。
原生林の静寂の中で風と語らう。
そして、名物の笹寿司に舌鼓を打つ。
ここでの1日は、単なるゴルフを超えた、北海道の自然と文化を五感で楽しむリゾート体験そのものです。
札幌近郊でのラウンドを検討されているなら、島松の「深い森」への挑戦を、ぜひリストの筆頭に加えてみてください。






