北海道の雄大な自然を舞台に、全く異なる性格を持つ36ホールが競演する「北海道ゴルフ倶楽部」。
新千歳空港からのアクセスも良く、道内外のゴルファーから「一度は訪れるべき聖地」として語り継がれる名門コースの全貌を、客観的なデータとプロフェッショナルな視点から紐解きます。
北海道ゴルフ倶楽部の真髄:対極をなす「二つの顔」
北海道苫小牧市に位置する北海道ゴルフ倶楽部は、設計界の至宝・加藤俊輔氏の手によって生み出されました。
このクラブの最大の特徴は、同じ敷地内にありながら、全く異なるコンセプトを持つ「イーグルコース」と「ライオンコース」が共存している点にあります。
イーグルコース:水と緑が織りなす「美しき挑戦」
「水」をテーマにしたイーグルコースは、北欧の美しい庭園を思わせる優雅な佇まいが魅力です。
しかし、その美しさの裏には緻密な戦略性が隠されています。
随所に配置されたクリークや池、そして戦略的なバンカーが、プレイヤーに正確なショットと冷静なマネジメントを要求します。
まさに「静」の中に「動」を秘めたコースと言えるでしょう。
ライオンコース:荒々しい自然に挑む「リンクスの魂」
一方のライオンコースは、スコットランドのリンクスを彷彿とさせる荒々しさが特徴です。
「獅子(ライオン)」の名にふさわしく、激しいアンジュレーション(起伏)と深く切り立ったバンカー、そして原野のようなラフが挑戦意欲を掻き立てます。
風の計算、高低差の把握、そして何より勇気が必要とされる「猛獣」のような18ホールです。
専門家が唸るコースコンディションとテクニカルな魅力
北海道ゴルフ倶楽部の評価を支えているのは、その圧倒的なメンテナンスの質と、現代のプレースタイルに即した高い競技性です。
ベント1グリーンの完成度
グリーンの芝種には、寒冷地に適したベントグラスを採用。
贅沢な1グリーン制を導入しており、広大な面積を誇りながらも、微妙な傾斜と高速なタッチがプレイヤーを翻弄します。
特にポテトチップのような激しい起伏が施されたライオンコースのグリーンは、3パットを誘発する魔力を持っており、ライン読みの精度がスコアを大きく左右します。
加藤俊輔氏の設計哲学
設計者・加藤俊輔氏は「自然が造った造形を尊重し、そこに人間の知恵を融合させる」ことを信条としていました。
- フェアウェイの造形: 単なる平坦な道ではなく、意図的に作られたマウンドがショットの難易度を高めます。
- バンカーの配置: 視覚的なプレッシャーを与えつつ、ミスショットに対しては厳格なペナルティを課す、プロ級のセッティングが可能です。
クラブライフを彩る食と至便なロケーション
ゴルフの醍醐味は、プレー後のひとときにもあります。
北海道ゴルフ倶楽部は、ホスピタリティの面でも高い評価を得ています。
北の味覚を堪能するレストラン
クラブハウス内のレストランでは、北海道ならではの新鮮な食材を活かしたメニューが並びます。
特に地元のブランド豚や新鮮な海鮮を用いた料理は、プレーの疲れを癒やす極上のエッセンスとなります。
開放感あふれる窓からコースを眺めながらの食事は、格別のひとときです。
圧倒的なアクセスの良さ
新千歳空港から車で約20分という好立地は、全国のゴルファーにとって大きなメリットです。
- 到着日の午後からのプレー(スループレー対応も可)
- 最終日のプレー後にそのまま帰路へ
このスピード感あるスケジュールが組めるため、週末を利用した弾丸ゴルフツアーの拠点としても最適です。
北海道ゴルフ倶楽部 基本情報
| 項目 | 詳細情報 |
| 所在地 | 北海道苫小牧市字錦岡440-1 |
| 開場日 | 1991年(平成3年)7月11日 |
| 設計者 | 加藤 俊輔(かとう しゅんすけ) |
| ホール数 | 36ホール(イーグル:18H / ライオン:18H) |
| コースタイプ | 丘陵・林間 |
| 芝種 | グリーン:ベント(1グリーン) / フェアウェイ:ケンタッキーブルーグラス、レッドフェスク |
| 練習場 | 250ヤード(28打席) |
| アクセス | 道央自動車道「苫小牧西IC」より約5分 / 新千歳空港より約20分 |
まとめ:智略と勇気が試される北の大地のステージ
北海道ゴルフ倶楽部は、単なる「景色が良いゴルフ場」ではありません。
それは、加藤俊輔氏が設計に込めた「美しさへの敬意」と「挑戦への誘い」が、36ホールすべてに息づいている場所です。
優雅なイーグルで技術を研ぎ澄まし、野生的なライオンで己の限界に挑む。
この二面性こそが、多くのゴルファーがリピーターとなる所以です。
北の大地を吹き抜ける風を感じながら、最高峰の戦略性に身を投じてみてはいかがでしょうか。
そこには、あなたのゴルフ人生に刻まれるべき「最高の1打」が待っているはずです。









