岩井千怜:日本

 

岩井千怜(いわい ちさと)は、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)ツアーで活躍するプロゴルファーであり、双子の姉・岩井明愛(あきえ)とともに「岩井ツインズ」として知られています。

2002年7月5日生まれ、埼玉県川島町出身の彼女は、幼少期からゴルフに親しみ、2021年にプロ転向後、驚異的なスピードで日本ゴルフ界のトップ選手に成長しました。

2025年現在、22歳の若さでJLPGAツアー通算8勝を誇り、米国女子ツアー(LPGAツアー)への挑戦も開始。

彼女のキャリアは、努力と才能、そして姉妹の絆に支えられた感動的な物語です。この記事では、岩井千怜のキャリアを振り返ります。

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ゴルフとの出会いとアマチュア時代

岩井千怜がゴルフを始めたのは8歳の時。

父親が姉の明愛を練習に誘った際、千怜も一緒にクラブを手にしました。

双子姉妹は父の指導の下、埼玉県のゴルフ場で基礎を学び、すぐに才能を開花させます。

「ゴルフダイジェスト・ジャパン・ジュニアカップ」を2度制覇し、全国レベルのジュニア大会で注目を集めました。

彼女のスイングは、柔らかさと力強さを兼ね備え、特にアイアンショットの精度で評価されました。

2020年、コロナ禍で延期されたJLPGAプロテストに挑戦し、7アンダー9位タイで合格。

姉の明愛も3位で合格し、双子での同時プロ入りは日本ゴルフ史に残る快挙となりました。

プロデビューと初勝利

2021年6月26日、千怜は正式にプロ転向(JLPGA93期生)。

プロデビュー戦は同年7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で、推薦出場ながら予選落ち。

しかし、8月の「ニトリレディスゴルフトーナメント」で予選通過を果たし、+8の69位タイで初の賞金を獲得しました。

初年度はステップ・アップツアーで経験を積み、「カストロールレディース」で初優勝。

 

 

姉妹で下部ツアーを制する姿は話題を呼びました。

2022年、千怜はレギュラーツアーで本格的なブレイクを果たします。

8月の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で初優勝を飾り、翌週の「CAT Ladies」で2週連続優勝。

 

 

この連続優勝はJLPGA史上3人目の快挙で、彼女の名を一気に全国に知らしめました。

特にCAT Ladiesでは、最終日に首位と2打差を逆転する劇的な勝利。

通算11アンダーで、冷静なパッティングと戦略的なコースマネジメントが光りました。

 

 

この年、賞金ランキング12位(約7000万円)を記録し、飛躍のシーズンとなりました。

2023年:さらなる飛躍と安定感

2023年は千怜にとってキャリアの転換点となりました。

5月の「RKB×三井松島レディス」で通算13アンダーをマークし、2位に5打差をつける圧勝でシーズン初勝利。

 

 

6月の「宮里藍サントリーレディスオープン」でも優勝し、年間2勝を達成。

サントリーレディスでは、最終日に首位を守り抜く勝負強さを見せ、賞金ランキング5位(約1億2000万円)に浮上しました。

 

 

この年、姉の明愛も3勝を挙げ、姉妹で計5勝を記録。双子の同時活躍は日本ゴルフ界に新風を吹き込みました。

千怜のプレースタイルは、正確なショットと優れたパットに支えられています。

平均飛距離は約240ヤードと飛ばし屋ではないものの、パーオン率とパット数がツアー上位。2023年のスタッツでは、パーオン率約70%、1ラウンド平均パット数28台と安定感が際立ちました。

彼女は「スコアを崩さないゴルフ」を信条とし、リスクを抑えた堅実なプレーで勝利を重ねています。

2024年:年間3勝と国際舞台へ

2024年、千怜はさらなる成長を見せます。

3月の「ダイキンオーキッドレディス」で開幕戦勝利を飾り、5月の「RKB×三井松島レディス」で連覇、10月の「樋口久子三菱電機レディス」で3勝目を獲得。

 

 

 

通算7勝とし、賞金ランキング3位(約1億5000万円)に輝きました。

特にダイキンオーキッドでは、風の強い沖縄のコースで7バーディを奪う攻撃的なプレーを披露。同一大会連覇は自身2度目となり、安定感と勝負強さが際立ちました。

国際舞台でも存在感を示します。

6月の「全米女子オープン」に初出場し、19位タイ。

 

 

世界ランキングは最高42位(2024年時点)に到達しました。

12月にはLPGAツアーの最終予選会(Qシリーズ)に挑戦し、通算21アンダーの2位で通過。姉の明愛(5位)とともに2025年シーズンの出場権を獲得し、双子での米国進出が実現しました。

千怜は「姉妹で世界に挑戦できるのが心強い」と語り、新たな目標に向けた意気込みを見せています。

2025年:開幕戦連覇と未来への第一歩

2025年3月、千怜は「ダイキンオーキッドレディス」で再び優勝。

通算10アンダーで2年連続勝利を飾り、JLPGA通算8勝目をマークしました。

最終日の16番パー3では、195ヤードのショットをピン30cmに寄せるスーパーショットでバーディを奪い、逆転勝利を確定。

 

 

米ツアー参戦前の国内戦で圧倒的な強さを見せつけました。

この勝利で、彼女のキャリア賞金は約3億円に迫り、若手トップ選手としての地位を確固たるものにしています。

スポンサーと影響力

千怜はホンダと所属契約を結び、ANAやGarminともスポンサー契約を締結。

試合ではホンダのロゴ入りウェアやキャディバッグを使用し、企業との強固なパートナーシップを築いています。

彼女の活躍はジュニアゴルファーにも影響を与え、埼玉県川島町から「特別功労賞」を授与されるなど、地元への貢献も認められています。

 

 

まとめと展望

岩井千怜のキャリアは、幼少期の情熱から始まり、アマチュアでの成功、プロでの連続優勝、そして国際舞台への挑戦へと続きます。

22歳で8勝を挙げ、LPGAツアーへの扉を開いた彼女は、姉妹での活躍を通じて日本ゴルフ界に新たな歴史を刻んでいます。

2025年、米ツアーでの初勝利やメジャー制覇が期待され、双子での優勝記録も夢ではありません。

岩井千怜のゴルフ人生は、さらなる高みを目指す旅の途中。その一打一打に注目が集まります。

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