2026マスターズ:王者の証明 マキロイ 連覇という歴史的な領域へ

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第90回マスターズを制したマキロイは、オーガスタ・ナショナルで連覇を達成した史上4人目のゴルファーとなりました。

ジャック・ニクラス(1965〜66年)、ニック・ファルド(1989〜90年)、タイガー・ウッズ(2001〜02年)。

これだけの名前と並ぶという事実が、この優勝の重みをそのまま示しています。

通算12アンダー、スコッティ・シェフラーに1打差をつけての優勝。

数字だけ見れば盤石に映りますが、そこに至る道のりは4日間にわたる神経戦でした。

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圧巻の前半、そして崩壊の予感

マキロイは出だしから支配的でした。

2ラウンドを終えて通算12アンダー、2位に6打差という大きなリードを築き、大会史上最大の36ホール時点でのリードを記録しました。

 

 

 

ところが第3ラウンドで、その貯金がみるみる消えていきます。

土曜日には劇的な動きが続き、6打あったリードが完全になくなりました。

 

 

最終日を迎えた時点で、マキロイはキャメロン・ヤングと11アンダーで並んでの首位タイです。

ゴルフファンの脳裏をよぎったのは、2011年の悪夢だったはずです。

あの年のマスターズ最終日、マキロイは3打リードのまま後半へ向かいながら、10番からトリプルボギー、ボギー、ダブルボギーという崩壊を経験しました。

「またか」という囁きが、世界中のゴルフ場とリビングルームに満ちたのは想像に難くありません。

最終日、再び試練が訪れる

最終ラウンドが始まると、マキロイはすぐにつまずきました。

4番ホールでダブルボギーを叩き、後続に扉が開きました。

前半を折り返した頃には、ジャスティン・ローズが12アンダーで単独首位に立ち、マキロイは3打差まで追い詰められていました。

しかしここからが、チャンピオンの底力です。

 

 

ローズが11番で右にアプローチを外してボギー、続く12番でもチップショットを失敗して2連続ボギーで後退すると、マキロイは12番のティーショットをピン7フィートにつけてバーディー。

13番でも連続バーディーを奪い、通算13アンダーへ浮上しました。

「エイメン・コーナー」での2連続バーディーが、勝負の分かれ目になりました。

そこからは粘りの連続です。

15番でウォーターハザードすれすれの第3打を打ちながらもパー。

16番では大きくグリーンを外してパターで寄せるという離れ技でパーをセーブしました。

18番では右の林にティーショットを打ち込んでリードを1打に縮める展開となりましたが、最後はしっかりパーでホールアウト。

絶叫に包まれたギャラリーの中、マキロイは静かに目を閉じました。

伝説の台座に登った男

「17年待って最初のグリーンジャケットをようやく手にしたと思ったら、2年連続で取ってしまった。過去のこの大会でのすべての粘りが、やっと実を結んできた気がする」。

優勝後にそう語ったマキロイの言葉は、飾り気がありません。それが余計に重く響きました。

6つ目のメジャータイトルにより、マキロイはリー・トレビノ、ニック・ファルド、フィル・ミケルソンと並んで通算メジャー勝利数で史上12位タイに並びました。

通算賞金は1億1500万ドルを超え、タイガー・ウッズの約1億2100万ドルに次ぐ歴代2位に浮上。

今大会の優勝賞金450万ドル(約6億7500万円)も含め、その数字がキャリアの中身を静かに語っています。

追う者たちの奮闘

敗れたとはいえ、対抗勢力も見事な戦いを見せました。

シェフラーは大会前半を12打差という出遅れからスタートしながら、最終36ホールで65・68というスコアを出し、11のバーディーを奪って猛追しました。

世界ランキング1位の底力を見せた2日間でした。

 

 

3位タイには、タイレル・ハットン、ラッセル・ヘンリー、ジャスティン・ローズ、キャメロン・ヤングが通算10アンダーで並びました。

 

 

次なる挑戦、3連覇へ

マキロイには今や、2027年大会での3連覇という前例のない偉業を狙う立場が与えられました。

優勝後、記者に囲まれた彼はこう言いました。「去年は、マスターズを勝ってキャリアグランドスラムを達成しようとしていたから、本当に難しいと思っていた。今年になって気がついた。マスターズを勝つこと自体が、単純に本当に難しいのだと」

その難しさを2年続けて制した男は、オーガスタの空に向かって娘のポピーを高く抱き上げました。

ニクラス、ファルド、ウッズ、そしてマキロイ。その4人の名前が、これから先も長く語り継がれるはずです。

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この記事を書いた人
gorfitem

ゴルフ用品、プロゴルファー、ゴルフ練習をテーマに情報発信するゴルフサイト運営者。 練習経験やラウンドでの体感をもとに、ゴルフ上達や道具選びに役立つ情報を分かりやすく紹介しています。

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