神奈川県秦野市の丘陵地に構える太平洋クラブ相模コースは、都心からのアクセスと、北の丹沢・南の相模湾というパノラマを兼ね備えた会員制コースです。
設計は加藤俊輔氏。1977年9月9日の開場から半世紀近くが経ちますが、コースの骨格は今も変わっていません。
全体的にコンパクトな設計ながら、短さがそのまま易しさにはならないのがこのコースの特徴です。
ホールごとに戦略の組み立てが変わり、距離よりも判断の精度が問われます。
コース戦略
18ホール・パー72(6,393ヤード/Aティー・BTティー基準)、コースレートは68.7。数字だけでは伝わりにくい難しさがあります。
コース情報に「的確なクラブ選択と、点と点で攻めていくことが求められる」と記されているとおり、ここで試されるのは飛距離ではなく判断力と精度です。
12番は右ドッグレックの打ち下ろし。グリーン手前に扇状に広がる池が待ち構えており、パームツリーを目印にしながら池の処理をどう設計するかでスコアが変わります。
ピンを直接狙うか安全ルートを取るか、プレーヤーの性格が出るホールです。
15番は左ドッグレックの打ち上げ。正面バンカー右横でフェアウェイが絞られており、落とし所を外すとパーセーブが難しくなります。
コース内でもっとも桜が多いホールでもあり、3月下旬から4月上旬は桜吹雪の中でプレーができます。
アウトコースはパー36・3,203ヤード(Aティー・BT基準)、インコースはパー36・3,190ヤードとほぼ均等な構成です。
北に丹沢、南に相模湾から三浦半島・房総半島まで見渡せる環境の中で、マネジメントゴルフを磨く場として機能しています。
近年はレディースティーの新設も行われており、女性プレーヤーの支持も厚いコースです。
食・施設の魅力
クラブハウスのレストランからは相模湾が一望できます。天候が良ければ伊豆七島まで見えます。
ランチには、「蒸し鶏とあおさ海苔の塩ラーメン」「三崎直送 本まぐろのレアカツ」「鰹のたたき膳」「春キャベツと桜海老のパスタ」「鶏のきじ焼き重」「せいろ蕎麦とミニまぐろ丼」「牛肉と空心菜のオイスター炒め」「ビーフカレー」「生姜焼き膳」などが並んでいます。
三崎の素材を使ったメニューも含まれています。
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ショップは「and per se」ブランドのアパレルを扱うクラフトマンズショップが常設で、クラブ工房も備えています。
練習施設はドライビングレンジ・アプローチエリア・パッティンググリーンの3種類です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
| ゴルフ場名 | 太平洋クラブ相模コース |
| 所在地 | 〒259-1334 神奈川県秦野市柳川大峯771-1 [地図] |
| ホール数 | 18ホール(パー72) |
| 総延長 | 6,393ヤード(Aティー・BTティー基準) |
| JGAコースレート | 68.7(Aティー・BT) |
| 設計者 | 加藤俊輔 |
| 開場日 | 1977年9月9日 |
| 練習場 | ドライビングレンジ・アプローチエリア・パッティンググリーン |
| 最寄りIC | 新東名高速道路:新秦野I.C.(約3km・約5分) |
| 電車アクセス | 小田急線 渋沢駅よりクラブバス(事前予約制)で約15分 |
| TEL | 0463-87-1811 |
まとめ
距離よりも配置で難しさを作るコース設計は、何度来ても同じ攻め方では通用しません。
飛距離に頼らず、クラブ選択と落とし所の判断でスコアをまとめる面白さがあります。
桜の季節は特に混み合いますが、それだけの理由があります。
都心から1時間以内というアクセスも、長く選ばれている要因のひとつです。
参照元・公式サイト















