宮城県富谷市。仙台市の北に隣接するこの地に、富谷カントリークラブは昭和38年の開場以来、地域を代表するゴルフ場として長く親しまれてきました。
運営母体は株式会社河北ランド。
コース設計は富澤誠造氏が手がけ、760,000㎡(230,000坪)の敷地に18ホールズ・Par72のコースが広がっています。
歴史が積み重なった赤松林と丘陵の地形が生み出す個性豊かなホール群は、一打の判断力をつねに問い続ける、技巧派好みのレイアウトです。
コース戦略
コースは丘陵型。もともと沢が入り組んだ複雑な地形でしたが、大量の土量を移動することでかなりフラットな造形へと変えられています。
距離はさほど長くない一方でストレートなホールは少なく、第1打の精度がスコアの大勢を左右します。
松林が自然に残るINコースでは、コースを外すと赤松が待ち受け、リカバリーを難しくする場面が続きます。
ホール間のインターバルが短いのも、このコースの特徴のひとつです。
OUTコースはドラコン推奨が5番、ニアピン推奨が7番に設定されています。
1番Par4(バック450ヤード)は花道の広い左から攻めるのが定石で、グリーン周囲の三方向に配されたバンカーへの警戒が必要です。
4番は右ドッグレッグのPar5(バック518ヤード)。
第1打をフェアウェイ左サイドに収めることで、第2打の攻め筋がグリーンへ真っ直ぐ開きます。
5番は「ほぼストレート」な印象ながら、カート道路右のOBラインとグリーン奥のOBゾーンが想像以上にプレッシャーをかけるドラコン推奨ホールです。
6番Par4(バック349ヤード)はティー前方のウォーターハザードを超えてから約240ヤード地点で右に大きくドッグレッグ。
タイミングの読み違いが命取りになります。
7番はニアピン推奨のPar3(バック182ヤード)で、3つのバンカーに囲まれた饅頭型グリーンが特徴。
奥に外すと返しのパットが難しくなるため、手前からのアプローチが安全な選択です。
9番は上り勾配のPar5(バック530ヤード)で、グリーン近くに5つのバンカーが待ち構える難関に仕上がっています。
INコースはドラコン推奨が13番、ニアピン推奨が14番です。
10番は左ドッグレッグのPar4(バック400ヤード)で、グリーン奥の林を意識した「小さいセカンド」が求められます。
11番は右に大きくドッグレッグするPar4(バック353ヤード)で、バンカー奥の崖が両サイドを脅かす難ホール。
12番はティー前方の谷を越えて打ち上げる距離のあるPar4(バック412ヤード)で、グリーンの高低差にも細心の注意が必要です。
13番は「船形連峰と七ツ森に向かって打ち下ろす名物絶景ホール」として案内されているドラコン推奨のPar4(バック411ヤード)。
フェアウェイ中央の二本松との向き合い方がスコアを分けます。
16番は「最も難度の高いショートホール」とコースが明言するPar3(バック179ヤード)。
ティー前方の深い谷とグリーン手前の横幅広いバンカーが、番手選択を極めて難しくします。
最終18番は左右を松林に囲まれたPar5(バック511ヤード)。
グリーン手前のバンカーと池が花道を狭め、砲台グリーンへの最後の一打まで集中力を保つ必要があります。
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基本情報
| 項目 | 内容 |
| ゴルフ場名 | 富谷カントリークラブ |
| 所在地 | 〒981-3302 宮城県富谷市三ノ関狼沢73-1 →GoogleMap |
| ホール数 | 18ホールズ(Par72) |
| コース構成 | OUTコース(1〜9番)/INコース(10〜18番) |
| 総延長距離 | 6,616ヤード(バック)/ 6,208ヤード(レギュラー) |
| コースレート | 71.8(JGA/USGA・バックティー) |
| 設計 | 富澤 誠造 |
| 開場日 | 昭和38年(1963年)10月13日 |
| 運営会社 | 株式会社河北ランド |
| 最寄りIC | 東北自動車道 富谷JCT/富谷ICより車で約10分 |
| 最寄り空港 | 仙台空港より車で約45分 |
| 電話番号 | 022-358-2178 |
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まとめ
昭和38年の開場から半世紀以上、富谷カントリークラブは変わらぬ赤松林と丘陵の地形でプレーヤーを迎え続けています。
「距離は短くともストレートなホールは少ない」というコース設計の哲学は、現代においても色あせることなく、一打一打の丁寧さを要求します。
仙台市街からほど近い立地でありながら、本格的な戦略性を備えた18ホールは、スコアを求めるゴルファーにとって何度訪れても新たな発見があるコースといえるでしょう。
参照:公式サイト









